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英語のテストのメモ用紙に書いた落書きまで回収されたり死にたくなったりしたけどわたしは元気です。これから夏休みがはじまりますが、わたしは元気です。
久しぶりに普通に書いた小説を続きにおいておきます・・・友達に頼まれてホモ小説20ページロングを書いたので普通のが書けているか心配ですが。腐女子でごめんなさい。
長野たんのムラサキメロディをエンドレスリピートで聞きながら書いた奴です。そういう感じです。そういう感じだと良いです。
ああこういうのばっかりかいてだらだらだらだら生きていければいいのに!!
煮詰まった。完璧に煮詰まった。というか、すでに煮詰まりまくっている。苺のジャムだったらルビーレッドを通り越してぶすぶすの炭になっているころだし、くさやだったら同じく炭になってワーオファッキンジャポーネ臭スギデスなどと外人が喜ぶにおいは出さなくなってるだろう。
ふと、窓から見た月が満月一歩手前だった。・・・散歩にでも行こう、と体が動かした。
タバコを出して、すいながら歩く。どこかでコーヒーでも買おう。
俺は何に煮詰まっているのか。人生だ。ライフ、俺のライフ。ライフカードだったらすでに自己破産の域だし、ライフポイントだったらほぼ0だ。ちなみにヒットポイントも0だ。一人暮らしにも大学にもバイトにもなれたけど、なにもない。金もないし、彼女もいない。ついでに趣味もないし、レポートの提出期限も殆どない。いや、殆どは嘘だ、もうない。だって今日の4時までに提出だったんだから。
「お、自販機。」
自販機でコーヒーを買う。あけないで、パーカーのポケットに入れた。
草木もねむる丑三つ時、いや丑三つ時が厳密に何時なのか知らないから、真夜中としておこう。・・・俺の今の行動は俗に言う深夜徘徊。ああ怪しい。
だらだらと立ち止まらずに歩いていると、公園があることに気付いた。
・・・こんなところに公園なんかあったのか。入ってみると、ブランコが目に入った。ブランコまで歩いていって、座ってみる。小さい。キコキコこいでみる。うん、なんかバカみたいだ。
と、思うのとは逆に、勢いはつけずにブランコを足だけでこぐ。懐かしい気がした。
「わ・・・」
「ん?」
コーヒーをあけると同時に、女子の声がした。入り口の方へ顔を向けると、高校生くらいのオンナノコが立っていた。・・・痴漢じゃアリマセン、神に誓って。
「・・・猫の散歩?」
犬ならわかるが、その子のリードというのか、引き綱の先にいるのは猫だった。黒と白のまだらのけっこうでかい、猫。
「めずらしい。」
「・・・どぅも。」
「ども。」
「・・・えと、どうも。」
「ああ、はい、どうも?」
「ええと、えと、ど「ちょっとストップ」・・・はい?」
どうも、と続けるであろう彼女の言葉を途中でさえぎった。彼女は俺から少しはなれたところに立って、猫の紐をぼんやりと持っている。目はきょろきょろと落ち着かない。
「・・・猫、放さないの?」
「え?」
「いや、散歩じゃないの?猫」
「ああ、ええ散歩、そうですけど。」
もう一度、はなさないの?と聞くと、逃げるじゃないですか。とこたえる。・・・散歩か、それは?
彼女は猫に引っ張られてうろうろとしはじめた。俺は新しいタバコに火をつけて、缶コーヒーを持ったまま近くのベンチに座ってその様子を見ていた。
「あのぉ。」
くるり、とオンナノコが振り向いた。猫は顔を洗っている。首を傾げると、オンナノコは猫を抱いてこっちまで走ってきた。
「猫、だっこしててくれませんか。」
「・・・いいけど。」
「わたしが帰ってくるまで動いちゃ駄目ですよ。」
そういうと、彼女はくるりと踵を返して公園の出口へダッシュした。白い、ワンピースがぼんやりと消えていった。
「でぶだなあお前。」
猫にシカトされた。なんか辛いぞオイ。
「お前の飼い主はなんなんだよ?」
シカト。まあここでしゃべられても困るけどな。「実は魔法使いなのにゃ」とかな。
猫を膝にのせたまま、夜の公園を見渡すと、なんだか不気味だった。というか、第三者から見たら俺の方が不気味だろう。何もない真夜中の公園で猫を膝にのせながら缶コーヒーを飲んでタバコを吸う男。・・・猫の前でタバコはやめるか。地面に落として、靴で火を消した。葉っぱに引火したのか、うっすらと、細い煙が見えた気がした。
夜の公園は、黒というよりも紫色に見える。周りに街灯がないからか、3本だけ立っている街灯が黒よりもすこしだけ明るい暗紫色に公園をまわりの風景から浮かばせていて、このまま、公園の土地がいつかみたSF映画のように浮き上がって、飛んで行けばいい。そうすれば、この気持ちもどこかに行く気がする。ああ、俺はさっきからなんかい「気がする」を言っているんだろう。ただの一服に来たつもりだったのに、なんでここまで、俺は世界を疎んでいるのだろう。
猫がにゃあと鳴き、タミフル服用者並みのぶっ飛んだ感性で考えていたショート・トリップから猫に焦点を合わせると女の子が走ってくるのが見えた。髪の毛を揺らしながらベンチまで来る。そして、すこし方を上下させながら笑った。
「ありがとうございました。」
「ああ。どこ行ってたの?」
「コンビニに、CDをとりに行ってたんです。」
「・・・俺が猫盗んだらどうするつもりだったんだよ。」
「え?」
俺が毒づいた言葉はどうやら聞こえていなかったらしく、彼女はうふふと笑いながら猫を俺の膝から抱きかかえた、そして、うしろの柵に紐を適当に縛り付けて袋からCDとCDプレイヤーを出した。
「・・・一緒に聞きますか?」
「あのさ、いや、俺は違うけどさ、俺がヤバイ人だったらどうすんの?」
「だって違うんでしょ。」
「違うけど、だから、俺がやばい人だったらどうするんだよ。」
「えええ?なんでそんなに自分をやばい人に見せたがってるんですか?」
そう言うと彼女はCDの袋を豪快に破り、中身を出してプレイヤーに入れた。イヤフォンの片方を俺に渡す。
「どうぞ。てゆうか、絶対良いですから。わたし、こういうの誰でもいいから感動を共有したい派なんです。だけど」
「だけど?」
なんていうのかな、と彼女は話し始めた。
だけど、わたし学校に友達いないんですよねあはは、別にいいんですけど、友達、クラスなんて狭いところにいなくても生きていけるし、全然。なんだけど、たまーにそういうのだってさみしいじゃないですか、全部が嫌になっちゃうときってあるじゃないですか、煮詰まっちゃって、どこにも行けないみたいな、わかりますか?わかってくれると仮定して話を進めますね。で、そういう時は、まあ物を壊すのが一番なんですけど、そんなことそうそうできないじゃないですか。一回、執拗にわたしに嫌がらせする人のロッカーにいやがらせ仕返したら校内で問題になっちゃって。おかしくないですか?わたし、プチイジメ受けてるのにそれは問題になんてならないくせに。まあいいや、それで、こうやってたまに夜中に散歩に来て、今日はたまたま猫がついてきたがったから紐つけて、あ、紐はうちの犬のです、犬も飼ってるんで、きたんですよ。えーとですね、それで公園に着てどうするかって言うと、歌うんですよ。大声で。カワイソウな子と思われそうなくらいガンガンと。で、汗かいて、帰って寝るんです。シャワーは朝浴びます。そっちのほうがサッパリする。・・・お兄さんは?
「お兄さんは?なんで着たの?」
「俺は。・・・なんとなく、着たんだよ。」
「ふーん」
「まあ俺もにっちもさっちもいかない感じで。」
「そんなもんですよ。じゃあ、聞きましょう。カッコイイですよ。」
彼女がSTARTのボタンを押すと、激しい曲調のが流れてきた。まさかロックだとは。バラードとかかと。
「びっくりした顔してますね。ロックですいません。」
「いや、バラードかと。」
「ロックとかじゃないとシャウトできないじゃないですか。」
「・・・まあ確かに。」
ほとんどどこの国の言葉かわからなかった。二曲目と、五曲目は英語だったけれど。アルバムの中の一曲は、俺が聞いたことのあるやつだった。
「これ、知ってる。」
「へえ。有名なんですか?」
「いや、昔ギターやってたときに練習した。」
「ギター弾けるんですか?」
「いや、弾けないけど。」
じゃあ、なんで?と笑われる。・・・なんでだったっけな。かっこつけたかったんだっけ?
「かっこつけですか?そういう男子って、ウザいんですよ。」
「・・・マジで。」
「クラスに、この頃ギター始めたっていう男子が増殖してて。ギター持ってきたりして。」
「・・・で?」
彼女はにっこり笑って、ちょううざい、と言った。・・・俺、それ、やってた。と言うと、声にならない笑い声を上げ続けた。
「気にしないほうがいいですよ、過去のことは。」
「うん・・・気にしてなかったんだけどな。」
「あはは、わたしのせいですね。・・・あ、終わっちゃった。
ブツッというCDプレイヤー独特の切れる音で、全曲が終わった。
女の子はCDを出して、ケースにしまう。
「えーと、どうしますか?」
「え?」
いえ、わたしは帰るんですけど、お兄さんは?と首をかしげた。
「ああ・・・そうだな・・・うん、帰ろうかな。」
「そうですか。CD、貸して欲しいですか?」
「いや、いいよ。ああ、そうだ、俺がいたから歌えなかったんだろ?ごめん。」
鼻唄だけですませていた隣の彼女を思いながら謝罪の気持ちを表すと、一瞬とまって、別に良いですよ、とまた笑った。
「よく笑うね。」
「学校では笑いませんから。でも、今日は歌えなかったけど楽しかったし。」
人としゃべるとか、ちょうひさしぶり。と呟くと彼女は立って、猫を抱きかかえ、こっちをむいた。
「おやすみなさい。また、会えたら。」
「ああ、おやすみ。」
「・・・何か心配だから、公園出るまで一緒にいましょう。」
「は?」
いえ、だから、お兄さんはそのままここで朝まですごしそうで心配だから。
ああ、そう。俺は重い腰を持ち上げて、立った。缶コーヒーの空き缶をゴミ箱に投げる。ナイス、シュート。
「ナイッシュ。じゃあ、さようなら。」
「おやすみ。」
女の子はお辞儀をして、右に踵を返した。そして、猫を抱いて、右手にCDとプレイヤーの入った袋を持って歩いていった。
俺はだらだらと、家までの道を歩き、ドアの前で、もう一本だけ、とタバコを吸った。
耳には彼女と聞いた曲がまわっていて。
ああ、こんな気分になるために外に出たんじゃないのになあ、とタバコが苦く感じ、ずるずるとドアに背もたれて座りこんだ。
そこから見える月は、紺碧に暗紫色を混ぜたような空に浮かぶ雲を紫色に染めていて、ああ公園はあそこまで飛んでいったのか、とボーっとした頭で、煙を吐きだした。
煙は薄く立ち上って、消えた。
gdgd?知ってるよ。
>ムラサキメロディをエンドレスリピートで
うわーいwww嬉しいお☆
だがいまは読めん!スマン!あしたが締切りなのだ!
とにかく本スレへの復帰を心待ちにしておるぞよ。
そして乙かれさま~!
夏休みうらやましい(´・ω・`)
俺ももうすぐ期末なんだぜ・・・
ダンケダンケー。お仕事終わったかな?長野たんもおつかれさまですた。
>>ぶい姉
どうも(・∀・)アリガトン!!
ラジオおもしろかったですー
>>めがつるたん
>なんか書きなれてる→ヒント:現役腐女子
期末がんばってくださいなんだぜ・・・成績で大学決まるから辛いよね・・・